
年末年始は、1年の中でもお部屋の空気が乱れやすい季節です。 暖房の使用時間が増え、人の出入りも多く、食事の準備もいつもよりも豪華に。 そんな「特別な季節」だからこそ、気づかないうちに空気環境が変化しています。今回は、冬の空気トラブルの代表である
①暖房によるホコリの舞い上がり
②来客による空気の変化
③パーティー料理によるニオイ・油の拡散
の3つを中心に、年末年始を快適に過ごすためのポイントをご紹介します。
①暖房によるホコリの舞い上がり
冬は暖房なしでは過ごせませんが、空気が温まることで 床に落ちていたホコリやハウスダストが一気に舞い上がるのがこの季節の落とし穴。さらに、室内は乾燥することで静電気が発生しやすくなり、ホコリがより舞いやすい環境になります。
▼対策ポイント
・暖房を入れる前に、床のホコリを軽く掃除しておく
・空気清浄機は自動運転、で常に空気を循環
・加湿器と併用して湿度40〜60%をキープする
・カーテンや布製ソファのホコリはらいは、暖房を入れる前に済ませる
暖房は体を温めてくれる一方で、目に見えないホコリたちも一緒に舞い上がることをお忘れないようにご注意ください。
②来客による空気の変化
年末年始は、家族や友人など、人が集まる機会が増える時期。短時間でも人が増えると、実は空気の状態は大きく変化します。
・二酸化炭素量の上昇
・湿度の変化
・衣類のニオイの持ち込み
・会話や移動によるホコリの再飛散
▼対策ポイント
・来客前に空気清浄機の風量を一段階上げておく
・途中で窓を少し開けて軽く換気(数分でOK)
・コートやマフラーは玄関周りで一時保管し、ニオイの持ち込みを軽減
・人が帰った後は強モードで一気に空気リセット
来客がある日は、空気清浄機が役に立ちます。
③パーティー料理によるニオイ・油の拡散
揚げ物や鍋料理など、年末年始の食卓はおいしさと同時に「強いニオイ」が発生しやすい時期。とくに油煙・調理臭・香辛料のにおいは、カーテンや壁など布・素材に吸収されて残りやすく、翌日まで消えないこともしばしばあります。
▼対策ポイント
・調理中は換気扇と空気清浄機の両方を稼働
・キッチンとリビングがつながっている場合は早めに空気を循環
・揚げ物・鍋料理の時は空気清浄機を強モードで運転
・布製品にニオイがつきやすい場合は、加湿も併用してにおいの拡散を防ぐ
ごちそうの香りは幸せですが、残り続けると不快なにおいに変わります。 調理と同時に空気のケアも忘れずに。
少しの工夫と空気清浄機の活用で、ご家族や来客を迎える空間をもっと心地よく整えられます。一年の締めくくりと、新しい年の始まりを、気持ちのいい空気とともにお迎えください。